債務整理をするべきタイミングは?

債務整理をするべきタイミングはいつなのでしょうか。
債務整理をすると得られるメリットとデメリットを考えて、どうしたらよいか踏み切るタイミングに迷っている方も多いはずです。

もう、自分の収入だけでは返済が追いつかず、返済のためにほかの金融業者から借金して返し続けている…。このような状態のあなたならすぐに債務整理などの対策をとあらなければいけません。タイミングは「今すぐ」です。このままでは決して良い状況にはならないからです。

ただ、はっきりとしたボーダーライン、タイミングはありませんから借金を返済していくのが苦しいけれども、まだ返済は可能なのでもうちょっと頑張れるのでは、と考えている方など思い切りがつかないケースも多いのではと思います。

ひとたび返済能力以上に借金を多く抱えてしまうと、家族に内緒にしておきたいがために自力でなんとかしようとまたほかのところから借りたり、知人にお金を借りたり、闇金などの違法なものから借りてしまったりして余計借金を増やしてしまうケースが多くあります。

ここまで来てしまうと自分一人での解決はほぼ無理になります。債務整理の中でも自己破産となると家族と住む家など失うものが多くなってしまい解決しても精神的・社会的なダメージはかなり大きくなってしまいます。そうなる前にあなたに最適な解決法を専門家に相談するのがおすすめなのです。

債務整理を考えるべきタイミングとは

家族にもきちんと話したい

借金を返済できなくなっている

これはもうためらわずに債務整理すべきです。返せなくなり金融業者からの督促が止まらない…。どのみち支払えないのだから返済も督促も放置している…。そんな状況はそのままにしていても状況が好転することはありえません。最悪の場合、裁判所に訴えられて給料のほかにマイカーなど財産があればそちらも差し押さえされる事態も考えられます。

借金を数年間全く支払わず、放置しておけば「借金の時効(時効の援用)」となる可能性があります。しかし、時効になる条件は厳しく、途中で督促されたり裁判所に訴えられると時効期間は中断、リセットされてしまいます。そのためには住所変更届を出さないまま住民票を持たずに転居したりなど時効までの道のりは大変なのです。

現実的には困難な時効の援用を息をひそめて待つよりも、早く債務整理に踏み切ったほうが精神的、そして肉体的にも健全に過ごせるのは明白です。早く手続きをすることにより債務整理の選択肢も多く、放置している場合に加算される高額な延滞金も抑えられたり減額後に続く返済が楽にやりやすくなります。債務整理をして生活そのものを再スタートさせるタイミングです。

毎月の返済が給料の30%を超えている

目安として月々の返済額が月収の30%を超えると日々の生活がしにくくなってきます。現在「総量規制」の制限により消費者金融などから年収の3分の1を超える借金ができなくなっています。

一般的には収入に対しての借金の上限が30%ほどと考えられていますし、それを超える返済となればすでに多重債務、つまり復数の金融業者からの借入があるはず。そうしたときには債務整理をするタイミングとみるべきです。

また、利息分の返済で精一杯で元金がほとんど減らないというときは今後その借金の返済は不可能です。お金を払い続けても借金が減らないということになります。そんな状況が続いているならば債務整理をして完済できるようにしたり、借金の整理をした方がいいのではないでしょうか。

返済するために別の借金をしている

重要な目安として借金の返済のためにほかのところから借金をしなければならなくなった時です。こちらのケースも自力での完済はまず無理といってもいいでしょう。多重債務の典型的なパターンですが、ひとつの返済が追いつかなくなり、2枚、さらに3枚と消費者金融などのカードが増えて行き多重債務に陥ります。

こうなると決して状況は良くなっていきませんし、悪くなっていく一方なのは確実です。返済が迫っている時はわらにもすがる思いが先に立ち、後先を考えずに「返済のための借金」に手を出してしまいがちです。もちろん、返済を優先したばかりに生活費が足りなくなり、生活費を借金している場合も同様です。

しかし、少し冷静になって考えればこのような自転車操業は長続きするはずはないのです。もしすでに多重債務の状況であれば、間違いなく債務整理のタイミングですからすぐに手を打ちましょう。実際に債務整理を行う前に、必ず弁護士や司法書士などの専門家に相談するのが良いです。手続きにはよきタイミングがあるかもしれませんが、相談するのはできるだけ早い方がいいです。早いほどダメージが少なくて済む解決法が見つかるでしょう。

近い将来、結婚を考えている

さらに最近、増えているのが結婚を前にしたタイミングでの債務整理です。結婚してパートナーと家計を一緒にするのですから、その前にお金の問題をクリアにしておきたい気持ちは誰しも同じですね。また独身時代の債務整理経験が相手にわかることはほぼあり得ません。

なんとか支払いを続けている状態でも、ギリギリの返済が今後数年に亘って続くようなら良いタイミングと言えます。借金をいくつも抱えた多重債務の状態でようやく返済を続けているあなたが結婚を考えた時にはできるだけ早めの債務整理をするのがおすすめです。

結婚前に債務整理するにあたってブラックリストに記録されることも心配なのではないでしょうか。しかし、あなたが女性ならば結婚してから問題が起こるケースはまず考えられませんし、男性の場合でも結婚後数年経過すれば問題なく住宅ローンやマイカーローンを利用することもできるようになります。そのためにも早めの債務整理に踏み切ることが望ましいのです。

債務整理のことは家族や勤務先に内緒にしたい

薄氷を踏む思い

周囲に知られたくない時の注意点

家族や勤務先には内緒で借金を繰り返しした結果、返済しきれなくなってしまった。債務整理をしたいけど借金をしていたのが周囲にバレるのが怖くてできない…。こういう人が多いのではないでしょうか。債務整理すべきタイミングなのに踏み切れないでいる人には、そう思っている方が少なくないのです。

債務整理の種類によって家族や勤務先にバレにくいものとバレやすいものがあります。
特に任意整理と過払い金請求の場合は、主に弁護士や司法書士が窓口になって債権者とやりとりするので関連書類は自宅に送られては来ません。誰にも知られずに手続きが終了することがほとんどです。

ただし、手続きを依頼・契約する時に郵送でのやりとりを希望している場合は弁護士や司法書士から書類が届きます。その時は封筒に弁護士や司法書士などと書かずに、個人名だけで郵送してもらうなどして家族に怪しまれないようにする必要があります。

個人再生と特定調停は裁判所からの書類や連絡などが自宅に行くようになるので、家にずっといることの多い専業主婦以外は隠しておくのは難しいでしょう。
自己破産の場合は財産を持っている場合はどうしてもバレてしまう可能性が高いです。車や住宅ローンは旦那さん名義のことが多いためです。

逆に奥さんは財産を持っていることが少ないのでバレずに破産している人も多くいます。いずれの債務整理でも注意したいのが保証人を立てているときです。
保証人がいるとどうしても督促の連絡などが保証人に入ってしまうのでバレてしまいます。そしてクレジットカードも家族と共用にしている場合は注意する必要があります。

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